ktai foto

カメラ付きケータイは、今やケータイ所有者の64%にまで普及しています。デジカメ機能は、もはやケータイを買えば必ず付いてくるものとなりつつありますが、私たちはこれをフィールドノートのひとつとしてとらえ、研究プロジェクトのメンバーに「生活記録」としてケータイ写真を共有、蓄積してもらう実験をはじめました。Moblogとカメラ付きケータイとの併用によってktaifotoというサイトを立上げ、30名ほどのメンバーが日々それぞれの日常生活をケータイで撮影、ktaifotoへと写真をその場で送信しています。

パーソナルなメディアとして広く普及したケータイにデジカメ機能が内臓されたということは、これまでフィールドワーカーと呼ばれる人たちがメモやカメラを使って記録してきた「特別な」フィールドノートとは違い、より日常に密着したデータの収集が気軽に、しかも大量に可能になったということになります。ktaifotoには、およそ7ヶ月間で3200枚ほどのケータイ写真が送られてきましたが、それらは全て「ふつうの」人の「ふつうの」一日の断片だとかんがえられます。

ORF展示会場では、ktaifotoに送られてきたある一日分のケータイ写真をつかって、ポスター展示を行います。カメラ付きケータイの登場によって研究プロジェクト内のコミュニケーションがいかに変化したのか、また、ケータイ写真には、メンバーのいつ、どこで、だれと、何をしているときの写真が記録されているのか、グループコミュニケーションを分析するツールとして、taifotoを紹介します。

担当者:清水愛子(慶應義塾大学政策・メディア研究科1年)